第101話 京都馬揃え

ガラシャ

左義長を終えた光秀に織田信長から新しいお仕事が来たのですか?

憲三郎先生

そうです。京都での馬揃えですね。

ガラシャ

馬揃えってなんですか?

憲三郎先生

馬揃えは、騎馬を集めてその優劣を競いあう武家の行事1つで、軍事行進としての色彩もあるようです。

ガラシャ

軍事行進・・・。仰々しいですね。

憲三郎先生

織田信長が行なった馬揃えはこれが初めてではありません。

ガラシャ

・・・あ、左義長ですか?

ガラシャ

馬揃えという行事の発案者は織田信長なのですか?

憲三郎先生

いいえ、1184年に源義経が駿河国浮島原で馬揃えを行ったとされているので、古くからある行事のようですね。

ガラシャ

光秀は安土に引き続き京都での馬揃えの奉行を任されると言うことなのですね。

憲三郎先生

安土での左義長の結果が良かったので任されたようです。

ガラシャ

詳しく教えてください。

憲三郎先生

では、今回も史料を順に見ていきましょう。

ガラシャ

よろしくお願いします。

ガラシャ

命じられて2日後には国中に通達・・・仕事が早いですね。

ガラシャ

どうして不参加の希望を出したのか気になりますね・・・。

ガラシャ

情景を想像するとなんだかほっこりしますね。

ガラシャ

馬揃えに参加するための到来でしょうか。

ガラシャ

吉田兼見はいつもどこかに飛び回っているイメージです。

ガラシャ

名だたる面々ですね。言葉の壁は無かったのでしょうか?

憲三郎先生

ルイス・フロイスが通訳だったようです。

ガラシャ

どんなお話しをしたのか気になりますね。

憲三郎先生

織田信長は彼らを京都の馬揃えにも招待したようです。

ガラシャ

好待遇ですね。

憲三郎先生

そして一行は、この後3月から7月頃まで安土に滞在し交流を続けている記録が残っています。

ガラシャ

織田信長が西洋文化にとても興味があったことが伺えますね。

憲三郎先生

2月28日に京都にて馬揃えが行われました。信長公記」にこの馬揃えの様子が細かく残っています。

ガラシャ

光秀も参加したのですよね?

憲三郎先生

光秀は大和・上山城衆を従えて行進しました。

ガラシャ

どんな様子だったのですか?

憲三郎先生

史料には天皇もご覧になり、「このようなおもしろい催しを見ることができ、大変嬉しく思う」というお言葉をいただき、たいへん名誉だった。とあります。

ガラシャ

すごいですね。

憲三郎先生

宮中からの要望で、3月5日に再び騎馬行進をしました。

ガラシャ

光秀が奉行したお仕事が大成功で良かったです。

憲三郎先生

名馬500騎を厳選しての行進だったようですが、大変喜ばれたそうです。

ガラシャ

この後光秀はどんなことをするのですか?

憲三郎先生

光秀は天正9年4月に福知山にいました。

ガラシャ

福知山は丹波ですよね?福知山でなにをしていたのですか?

憲三郎先生

続きは次回です。

ガラシャ

気になります!

”光秀が奉行した京都の馬揃えは大成功をおさめました。”