第２２話　番外編　幕府と武家

この時の日本国はイメージとしては小国家の集まりと考えたほうがわかりやすいかもしれません。武家とは武士一般をさす言葉ですが、その代表として幕府のことを武家とよぶこともあったようです。

天皇は主にまつりごとをするのが仕事です。政(まつりごと)と書きますが、だんだん政治からは遠のき神事に傾いていきました。その他には暦を定めたり征夷大将軍などの位を任命したりしていました。

幕府は小国家の長である武将をまとめる機関です。天皇・公家が文系なら幕府・武将は体育会系ですね。本来は武将より幕府のほうが偉く武将に号令を出すことができました。しかし将軍の武力がだんだん弱くなり権力が無くなってきていました。

そうですね。しかし小国家ごとに領土争いや権力争いが絶えず起こっていました。戦・和睦・同盟などはよく出てくる言葉ですね。

隣国から攻められる恐怖・戦いに勝ちたい・大国家のほうが安定するから自国を大国家にしたい・大国家のほうが戦った時に有利などさまざまな理由があると思われます。大きなものから小さいものまで戦う理由というのはとても難しい問題です。

誰もが自分の国を守るために必死だったのは確かでしょうね。

当時は畿内が首都圏のようなもの畿内を治めたものがすごい武将とされていました。

天下人は畿内はもちろん日本国を治めた者を指します。

この頃はまだ北海道と沖縄は別の国でした。青森から鹿児島までを日本国と言っていました。

そうかもしれませんね。