第14話 番外編 浅井長政について教えてください。

ガラシャ

1213話で出てきた浅井長政ですが、どんな武将だったんですか?

憲三郎先生

浅井長政は北近江を支配していた強い武将です。拠点は小谷(おだに)城。

ガラシャ

支配していたということは守護だったんですか?

憲三郎先生

いいえ。近江は京極氏が守護をしていましたが、この頃の近江は北は浅井家・南は六角氏に支配されていました。

ガラシャ

近江は今の滋賀県でしたよね?北近江はどの辺ですか?

憲三郎先生

北近江は今でいう滋賀県の北部です。小谷城は、滋賀県長浜市湖北町伊部(旧・近江国浅井郡)に今も城跡が残っています。

ガラシャ

歴史的にどんなことをした人ですか?

憲三郎先生

織田信長の妹のお市の方の嫁ぎ先です。織田信長と一時同盟を結ぶも朝倉攻めの際に敵になってしまいます。

ガラシャ

同盟を結んだのに敵になってしまうんですか?

憲三郎先生

浅井氏は代々朝倉氏と同盟を組んでいたので織田信長との同盟を結ぶ際に「朝倉への不戦の誓い」をたてたのですが、それぞれ事情が変わり織田信長は朝倉を攻めることになってしまいます。

ガラシャ

それは、また・・・。

憲三郎先生

そして浅井氏は敗れてしまいます。

ガラシャ

お市の方も?

憲三郎先生

お市の方は後に柴田勝家と再婚しています。有名な話ですが三人娘は保護されてそれぞれ歴史に名を遺す武将に嫁いでいます。

ガラシャ

教えてください!

憲三郎先生

長女の淀(茶々)は豊臣秀吉側室に、次女の初は京極高次正室に、三女の江は徳川秀忠正室になりました。

ガラシャ

どなたも一度は聞いたことのある方でした!浅井長政と光秀は最初の出会いはいつですか?

憲三郎先生

浅井勢とは田中氏を襲われた時が初めてですが、浅井長政とはこのときはまだ直接は会っておらずこの後の姉川の戦いが最初の出会いだと思われます。

ガラシャ

まだこれから登場しそうですね。覚えておきます!

”浅井長政は北近江を支配して
織田信長と同盟を結ぶほどになった武将”