第１６話　番外編　武士の転職について

そうですね。

実はそんなこともありません。戦国時代は戦が多く主君が居なくなる確率が高かったため失業者が多かったようです。

縁のある人を頼って転職する人も多かったようです。

そうですね。藤堂高虎は浅井家家臣→織田信澄(信長甥)家臣→豊臣秀長(秀吉弟)家臣→豊臣秀保（秀吉甥）→出家して高野山へ→乞われて還俗して生駒親正家臣→徳川家康家臣という経歴だったようです。

そうですね。領地をもらうと正社員。お金で雇われている足軽以下はアルバイトというのがイメージとしては近いかもしれません。

当時は一人が一年間食べていけるだけのお米の量＝一石という単位があってその収穫高によって領地の単位はきまっていました。与えられる領地の基本は10石からですが5石の人もいたようです。

雑賀衆のように傭兵を生業とした人もいましたが、戦国乱世ですから少しでも安定を求め目指したのではないかと思います。

美濃時代は正社員そして会社がつぶれてしまって9年間は無職です。もしかしたらどこかでアルバイトしていたかもしれません。
→越前時代は記録がないのですが10年居たので正社員になっていてもおかしくないかもしれません。
→細川藤孝に仕えた頃は中間からスタートなのでアルバイトです。
→足利義秋に仕えた頃は正社員です。幕府奉公衆は領地がもらえました。
→織田信長に仕えてからも正社員です。近江をもらったのが有名です。