Q.家臣の管理は大変でしたか?

A.お答えします。

法度を定めるなど、細心の心遣いをもって、家臣の管理をおこなっていました。

解説.

明智光秀家中軍法、家中法度等が残っており、光秀の心遣いが伝わってきます。家中法度は、光秀の子孫と伝わる家に伝存しています。
要約は以下の通りです。
一 織田家の宿老や馬廻衆を途中で見かけたら、片方へ寄り、丁寧にかしこまってお通し申しあげること
一 坂本と丹波を往復する者は定められた道を通ること。京都での用事がある場合は人をつかわしてしっかり調べること。また自分自身が京都にいなくてはならない事情があるならば理由を説明すること
一 召使などの者が洛中で騎乗することを禁止する
一 洛中洛外での遊興見物は禁止する
一 道路で他家の衆と口論する者は理由によらず処罰すべし、ただし、どうにもならない成り行きになってしまったら、その場で一命をかけて解決すべし
右のことは御座所・領地に程近いことなので、並々ならずに考えること。万一思いがけないことが起きた時は悔やむことができない。若党や下人以下の面々にも一層のこと堅く申し付けるべし。もし違反の者にはただちに罰を与えるべし。
八幡宮がご覧になっているので許すべきにあらず。

家中法度については、明智継承会のページで紹介されています。こちらをご覧ください。

参考文献.

【明智家の末裔たち】

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